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第4回ボランティア報告

七隈っ隊「第4回ボランティア」の報告です

【期間】 4月28日~5月1日
【場所】 宮城県東松島市上下堤上北谷地仮設住宅
【参加メンバー】
・「七隈っ隊」: 井元溥 、梅村邦子、常岡武、眞崎博巳、井上義浩、中島正太郎、池下亮一
・「てごうし隊」: 馬場依奈美、細谷佳奈、他3名
・「つくば情報ボランティア」: 鈴木久美子、坂元薫、坂上恵一郎
【主な作業】
・28日: 午後現地集合、翌日の炊き出しの下準備
・29日:  ・仮設の住民の皆様にワカメを材料にしたスイトン他の炊き出し
・ワカメの収穫
・30日: 農作業&牡蠣の種付け作業
【会計報告】

内訳 金額
食材 20325
ノボリ代 24675
隊員食事代 31133
その他 536
仮設への寄付 3000
 \  79,669

*食費と滞在費は「七隈っ隊」の経費としました

広島から来た「てごうし隊」の皆さんです

 

 

明日の炊き出しの準備です

仮設の前で皆さんに集まっていただきました

 

 

 

 

仮設の前で

第4回ボランティアを募集します

先日来、東松島の仮設住宅の責任者宮澤氏と打ち合わせを続けてきました。
概略以下のように決まりましたのでご案内いたします。

【期間】 4月28日~5月1日
【場所】 宮城県東松島市
【内容】 農作業、養殖ワカメのお手伝い、仮設住宅住民への炊き出しなど
【費用】 原則自己負担ですが、宿泊は「仮設」が利用できますのでかかりません。
【募集人員】 10名
【参加資格】 ①福岡大学のOB/OG(「有信会」会員)とその家族、知人、同僚、
      (本メールを受け取った方は全て参加資格があります)
       ②中学生以上
       ③「ボランティア保険」加入済者、(今入っている保険は3月末で切れますので
       御注意ください)
【申し込み方法】 このホームページ、(7、お問い合わせ)からお申し込み下さい。
       又、直接池下までメールをいただいても結構です
       r.ikeshita@m8.dion.ne.jp
【その他】 5月1日(最終日)は「観光」を予定しています。松島湾クルー
      ズ、仙台市内(青葉城、牛タンツアー)、平泉中尊寺などです、最終 的には皆
      様の御希望で決めたいと思います。

定員になり次第締め切りさせて頂きます。

報告会と親睦お花見のご案内

「冬来たりなば、春遠からじ」と言いますが、東北地方はまだ寒さが続いており
ます。
先日の「第3回ボランティア」の報告と反省会を兼ねて「お花見」をします。
是非ご参加下さい(メールにて御返事下さい)。
■ 日時: 4月8日(日) 12:00~
■ 集合: 地下鉄光ヶ丘駅改札口集合
■ 場所: 光が丘公園芝生広場、
■ お花見終了後、拙宅にてミーティング、
ボランティアの報告と反省会、今後のボランティア活動について話し合いを持ち
ます。
雨天の場合、お花見は中止でも、我が家にて「花より団子」です。
人数が多い場合は近くの中華屋さんに「場変」します。
会費は拙宅の場合は1000円、中華屋さんの場合は3000円程度です。

友人や家族の参加も歓迎です。遅くとも2,3日前ぐらいまでには御返事下さい。
お待ちしております。

大学生からのレポートです

第3回「七隈っ隊ボランティア」に参加してくれた市川祐介君がレポートを寄稿してくれました。
彼は有信会OG,市川恵子さんの御子息です。法政大学の3年生、目下就活の真っ最中です。
以下、レポートを掲載させていただきます。皆様のご感想をお寄せ下さい。(「7、お問い合わせ」から投稿できます)

 

「七隈っ隊」 201231011日 ボランティア感想文

市川 祐介

 感想

このボランティアに参加して本当に良かったです。なぜなら被災地を直に見、被災者の方と直接話すことで、リアルな東日本大震災を経験できたからです百聞は一見にしかずというように直接的な体験は心に響きました。

被災地を見た感想は、まず地震の影響で起きた被害は、宮城県内に入っても私は感じることができませんでした。ファミレスは24時間営業であるし、東北大学も変わった所はありませんでした。

それに比べ、津波の影響は言葉も失うほどでした。被災者の方に連れて行っていただいた海岸からは生き物の気配を感じない静けさがありました。またその方の住んだ住居一帯は、海から運ばれた柔らかい砂が地面とすり替えられており、まさに海が押し寄せたことを知らされました。その砂の土地には割れた茶碗、リモコン、ネクタイ、CD、ぬいぐるみと、確かにそこにいた人達が使っていたことが分かる物が混じっていました。

遠くを眺めると、海と山が近くに感じるほどそれらが直接見え、目の前にはただ土台だけの家、まるで1階部分を手できれいにくりぬかれたような家がぽつりぽつりとあるだけでした。

この場所を見て人間の小ささ、自然の尊さを身にしみて感じ、改めて謙虚な気持ちを持って生きたいと思いました。

そして、それらを本当の意味で体験したのは被災者の方々です。その方々から感じたことはしっかり立って生きていこうとする意志です。被災した苦難を忘れることなくしっかり見つめ、自分になにができるのかを探し、行動していました。ある人は漁業支援・復興支援であり、わかめの養殖でした。それは忘れ去りたい大変つらいことなのではないかと私は思ったし、確かにそうである様でした。そんな方々を見ているとさらに自分の行為を省みて、今から生きていきたいと心底思いました。

このような中、私たちボランティアは何をするのか。私が考えたことは、被災地の現状を見聞きし消化して、知らない人達に伝えることです。まず知らなければどんな感情を抱くこともどんな些細な行動もできないと私は考えます。そうやって広がることで日本、さらには世界全体で震災について考え、また大きく私たちが依拠する自然への帰着がなされるのではないかと考えます。

私たちが11日に参加した「市民とボランティアのつどい」は被災地への経済的な支援活動がほとんどだったように思います。しかし1年経った今、私が被災地支援で重視したいのは金銭的な狭いことだけでなく、生活の基盤としてあった人々の関係の修復にあると考えます。人のつながりには血縁、地縁の関係があります。血縁関係に触れるにはそれ相応な覚悟が必要になりますが、地縁関係についてはできることがあるはずです。

現代社会においては、地縁関係が希薄化しており、被災地周辺も例外ではなく相互扶助をするような状態ではなかったでしょう。しかし、宿泊した仮設住宅で一部の地縁的なつながりが形成させているように見えました。私たちボランティアはそのつながりをいかに新たに作り、強くしていけるかを支援すべきだと考えます。人々のつながりが強固になれば、助け合いが起こり今後の社会振興の基盤として役立つと考えます。

今後の被災地、もっと広く日本、世界、地球と見据え、具体的な行動する、していけるようになりたいと今回のボランティアを通してまた確認できました。

池下さんを始め今回一緒に参加した方々、さらには宮城でお世話をしていただいた方々に感謝します。ありがとうございました。