大学生からのレポートです

第3回「七隈っ隊ボランティア」に参加してくれた市川祐介君がレポートを寄稿してくれました。
彼は有信会OG,市川恵子さんの御子息です。法政大学の3年生、目下就活の真っ最中です。
以下、レポートを掲載させていただきます。皆様のご感想をお寄せ下さい。(「7、お問い合わせ」から投稿できます)

 

「七隈っ隊」 201231011日 ボランティア感想文

市川 祐介

 感想

このボランティアに参加して本当に良かったです。なぜなら被災地を直に見、被災者の方と直接話すことで、リアルな東日本大震災を経験できたからです百聞は一見にしかずというように直接的な体験は心に響きました。

被災地を見た感想は、まず地震の影響で起きた被害は、宮城県内に入っても私は感じることができませんでした。ファミレスは24時間営業であるし、東北大学も変わった所はありませんでした。

それに比べ、津波の影響は言葉も失うほどでした。被災者の方に連れて行っていただいた海岸からは生き物の気配を感じない静けさがありました。またその方の住んだ住居一帯は、海から運ばれた柔らかい砂が地面とすり替えられており、まさに海が押し寄せたことを知らされました。その砂の土地には割れた茶碗、リモコン、ネクタイ、CD、ぬいぐるみと、確かにそこにいた人達が使っていたことが分かる物が混じっていました。

遠くを眺めると、海と山が近くに感じるほどそれらが直接見え、目の前にはただ土台だけの家、まるで1階部分を手できれいにくりぬかれたような家がぽつりぽつりとあるだけでした。

この場所を見て人間の小ささ、自然の尊さを身にしみて感じ、改めて謙虚な気持ちを持って生きたいと思いました。

そして、それらを本当の意味で体験したのは被災者の方々です。その方々から感じたことはしっかり立って生きていこうとする意志です。被災した苦難を忘れることなくしっかり見つめ、自分になにができるのかを探し、行動していました。ある人は漁業支援・復興支援であり、わかめの養殖でした。それは忘れ去りたい大変つらいことなのではないかと私は思ったし、確かにそうである様でした。そんな方々を見ているとさらに自分の行為を省みて、今から生きていきたいと心底思いました。

このような中、私たちボランティアは何をするのか。私が考えたことは、被災地の現状を見聞きし消化して、知らない人達に伝えることです。まず知らなければどんな感情を抱くこともどんな些細な行動もできないと私は考えます。そうやって広がることで日本、さらには世界全体で震災について考え、また大きく私たちが依拠する自然への帰着がなされるのではないかと考えます。

私たちが11日に参加した「市民とボランティアのつどい」は被災地への経済的な支援活動がほとんどだったように思います。しかし1年経った今、私が被災地支援で重視したいのは金銭的な狭いことだけでなく、生活の基盤としてあった人々の関係の修復にあると考えます。人のつながりには血縁、地縁の関係があります。血縁関係に触れるにはそれ相応な覚悟が必要になりますが、地縁関係についてはできることがあるはずです。

現代社会においては、地縁関係が希薄化しており、被災地周辺も例外ではなく相互扶助をするような状態ではなかったでしょう。しかし、宿泊した仮設住宅で一部の地縁的なつながりが形成させているように見えました。私たちボランティアはそのつながりをいかに新たに作り、強くしていけるかを支援すべきだと考えます。人々のつながりが強固になれば、助け合いが起こり今後の社会振興の基盤として役立つと考えます。

今後の被災地、もっと広く日本、世界、地球と見据え、具体的な行動する、していけるようになりたいと今回のボランティアを通してまた確認できました。

池下さんを始め今回一緒に参加した方々、さらには宮城でお世話をしていただいた方々に感謝します。ありがとうございました。

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