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第4回ボランティア報告

七隈っ隊「第4回ボランティア」の報告です

【期間】 4月28日~5月1日
【場所】 宮城県東松島市上下堤上北谷地仮設住宅
【参加メンバー】
・「七隈っ隊」: 井元溥 、梅村邦子、常岡武、眞崎博巳、井上義浩、中島正太郎、池下亮一
・「てごうし隊」: 馬場依奈美、細谷佳奈、他3名
・「つくば情報ボランティア」: 鈴木久美子、坂元薫、坂上恵一郎
【主な作業】
・28日: 午後現地集合、翌日の炊き出しの下準備
・29日:  ・仮設の住民の皆様にワカメを材料にしたスイトン他の炊き出し
・ワカメの収穫
・30日: 農作業&牡蠣の種付け作業
【会計報告】

内訳 金額
食材 20325
ノボリ代 24675
隊員食事代 31133
その他 536
仮設への寄付 3000
 \  79,669

*食費と滞在費は「七隈っ隊」の経費としました

広島から来た「てごうし隊」の皆さんです

 

 

明日の炊き出しの準備です

仮設の前で皆さんに集まっていただきました

 

 

 

 

仮設の前で

大学生からのレポートです

第3回「七隈っ隊ボランティア」に参加してくれた市川祐介君がレポートを寄稿してくれました。
彼は有信会OG,市川恵子さんの御子息です。法政大学の3年生、目下就活の真っ最中です。
以下、レポートを掲載させていただきます。皆様のご感想をお寄せ下さい。(「7、お問い合わせ」から投稿できます)

 

「七隈っ隊」 201231011日 ボランティア感想文

市川 祐介

 感想

このボランティアに参加して本当に良かったです。なぜなら被災地を直に見、被災者の方と直接話すことで、リアルな東日本大震災を経験できたからです百聞は一見にしかずというように直接的な体験は心に響きました。

被災地を見た感想は、まず地震の影響で起きた被害は、宮城県内に入っても私は感じることができませんでした。ファミレスは24時間営業であるし、東北大学も変わった所はありませんでした。

それに比べ、津波の影響は言葉も失うほどでした。被災者の方に連れて行っていただいた海岸からは生き物の気配を感じない静けさがありました。またその方の住んだ住居一帯は、海から運ばれた柔らかい砂が地面とすり替えられており、まさに海が押し寄せたことを知らされました。その砂の土地には割れた茶碗、リモコン、ネクタイ、CD、ぬいぐるみと、確かにそこにいた人達が使っていたことが分かる物が混じっていました。

遠くを眺めると、海と山が近くに感じるほどそれらが直接見え、目の前にはただ土台だけの家、まるで1階部分を手できれいにくりぬかれたような家がぽつりぽつりとあるだけでした。

この場所を見て人間の小ささ、自然の尊さを身にしみて感じ、改めて謙虚な気持ちを持って生きたいと思いました。

そして、それらを本当の意味で体験したのは被災者の方々です。その方々から感じたことはしっかり立って生きていこうとする意志です。被災した苦難を忘れることなくしっかり見つめ、自分になにができるのかを探し、行動していました。ある人は漁業支援・復興支援であり、わかめの養殖でした。それは忘れ去りたい大変つらいことなのではないかと私は思ったし、確かにそうである様でした。そんな方々を見ているとさらに自分の行為を省みて、今から生きていきたいと心底思いました。

このような中、私たちボランティアは何をするのか。私が考えたことは、被災地の現状を見聞きし消化して、知らない人達に伝えることです。まず知らなければどんな感情を抱くこともどんな些細な行動もできないと私は考えます。そうやって広がることで日本、さらには世界全体で震災について考え、また大きく私たちが依拠する自然への帰着がなされるのではないかと考えます。

私たちが11日に参加した「市民とボランティアのつどい」は被災地への経済的な支援活動がほとんどだったように思います。しかし1年経った今、私が被災地支援で重視したいのは金銭的な狭いことだけでなく、生活の基盤としてあった人々の関係の修復にあると考えます。人のつながりには血縁、地縁の関係があります。血縁関係に触れるにはそれ相応な覚悟が必要になりますが、地縁関係についてはできることがあるはずです。

現代社会においては、地縁関係が希薄化しており、被災地周辺も例外ではなく相互扶助をするような状態ではなかったでしょう。しかし、宿泊した仮設住宅で一部の地縁的なつながりが形成させているように見えました。私たちボランティアはそのつながりをいかに新たに作り、強くしていけるかを支援すべきだと考えます。人々のつながりが強固になれば、助け合いが起こり今後の社会振興の基盤として役立つと考えます。

今後の被災地、もっと広く日本、世界、地球と見据え、具体的な行動する、していけるようになりたいと今回のボランティアを通してまた確認できました。

池下さんを始め今回一緒に参加した方々、さらには宮城でお世話をしていただいた方々に感謝します。ありがとうございました。

会計報告

「第3回ボランティア」の会計を報告いたします

宅急便(3個)      4,110
食材           13,796
食器その他        1,392
温泉代          5,160
食費             13,939
シャブシャブ用                1,000
不明?             240
―-------------
合計            39,637
―-------------
残高          176,880

以上の通り報告いたします。

今回は交通費は自己負担とし、隊員の食事代は「七隈っ隊」の経費から出しております。

*資金的に余裕がある場合は、飲食代は「七隈っ隊」経費とします。
出来るだけ隊員にお金の負担を掛けない為です。
交通費、宿泊代は個人にバラツキが有りますので、原則自己負担とします。今後の課題ではありますが・・・、
因みに、今回の交通費の自己負担は3,000円で済みました。高速代金が無料でしたので、
ガソリン代だけワリカンの負担で済みました。

寄付金を送らせて頂きました

ワカメシャブシャブ試食会で集まった「寄付金」(2,2221円)を東松島のワカメ養殖業の尾形氏に送金せて頂きました。
早速お礼の電話を頂きました。ワカメの養殖は秋が忙しいそうです、「七隈っ隊」でお手伝いに行くつもりです。

みんなで行きましょう!!!!

第3回「七隈っ隊」ボランティア報告

又新たに311を迎え、現地被災地へ赴きました

  • 【日時】  3月10日、11日
  • 【場所】  10日・・・宮城県東松島市小野 「小野市民センター」 11日・・・ 仙台市片平 東北大学片平キャンパス
  • 【参加メンバー】・・・男性7名、女性2名
  • 【活動】  10日・・・311を前日にし、市民の絆を深める為の各種行事に参加、 「七隈っ隊」としてはワカメプロジェクトの一環として、ワカメのおにぎり、ワカメ水団の炊き出しを行う おにぎりは約200個、水団は200人前、 また、白石栄子さんから寄贈された揮毫入りの絵葉書300枚を配り、大変喜んで頂けた
    11日・・・「311市民とボランティアのつどい」イベントに参加、
    ・ 「七隈っ隊」のボランティア活動の紹介
    ・ ワカメシャブシャブの試食コーナーを設け、約500名に配る
  • 【特記事項】 試食コーナーに設置した「ワンコイン寄付金BOX」に22,221円の浄財を頂きました、 ワカメ養殖業者の尾形様に全額贈らせていただきます。
  • 【フォトギャラリー、3月10日】
  • 9日の23時に光が丘を出ました、途中東北道の那須SAでは雪が降っていました、
  • 朝4時にナントカ無事に東松島に着きました 、ファミレスでドライバーは疲労困憊の態です、
  • 会場となった「小野市民センター」です
  • 早速炊き出しの準備です、5升も炊ける大きなお釜です
  • 炊き上がりましたが、ご飯に芯が残っていました。蒸し器で蒸して上手くリカバーしました
  • 後はチームワーク、水団は大好評でした。現地のおばさんも助けてくれました
  • 福岡大学のOGのIさんの御子息も参加してくれました、目下就活中の大学3年生です
  • 福大卒業生、白水栄子さんの手による絵葉書は大好評でした、300枚が瞬く間に無くなりました
  • 好評裏に無事終了しました、宮澤語夫妻を囲んで
  • 被災地を見学する事ができました、野蒜海岸の惨状です
  • 犠牲者へ・・・お花が手向けられていました
  • この松の木を越える13メートルの波が襲ったそうです、想像ができません
  • 翌日の311に行われる鎮魂の儀式の準備でしょうか?関西から来たお坊さんたちがボランティア活動をしていました
  • 【フォトギャラリー、11日】
  •  
  • ワカメシャブシャブ試食コーナーの準備です
  •  
  • 早速、多くの参加者がコーナーに殺到しました
  • 「ワカメがこんなに美味しいとは知りませんでした
  • 500名以上の方々に召しあって頂けしまた
  • 他のボランティアグループとの交流もありました
  • 揃っての記念撮影、無事に終了しました、お疲れ様でした